スギ花粉症 舌下免疫療法のご案内

滝野川病院 耳鼻咽喉科

 平成26年10月から当院で舌下免疫療法を実施できるようになりました。いままでの薬による治療は症状を抑えるもので、服用を止めれば花粉症状は起こります。舌下免疫療法は、花粉症の体質じたいを変えて花粉症がおこりにくくする治療です。これが一番の違いです。
 しかし、この治療で、ショックなどの重篤な副作用をおこす可能性がゼロではないので、この治療ができるかどうかの判断は医師にお任せ下さい。

1.舌下免疫療法の大事な点

  • これはスギ花粉症の治療です。ハウスダストなど他のアレルギーには効きません。
  • 毎日自分で口の中に薬を決められた分量を滴下します。
  • 新薬のため、H27年9月までは1回に2週間分しか処方することができません。27年10月からは1ヶ月に1回の受診で大丈夫です。
  • 3〜5年間継続することが推奨されています。
  • 今年(H26年)の治療開始期間はH26年10/8(水)から12/6(土)までです。スギの飛散期は開始できません。スギの飛散期に開始すると副作用が強く出る危険があるためです。来年(H27年)は6/1(月)より開始予定です。
  • すべての方に効果があるわけではありませんが、8割くらいの方に効果があると推定されています。
  • 副作用として、まれに口の中が腫れることがあります。また、今までの使用経験では報告はありませんが、ショックが絶対におこらないと断定はできません。
舌下免疫療法

2.舌下免疫療法の実際のやり方

 実際のやり方はこうです。毎朝、はみがきの延長のような感覚でやれば、それほど手間のかかる治療ではないと思います。
 シダトレンという名前のスギ花粉エキスを指導された滴数を舌の下に滴下します。舌の下に保持したまま2分間そっとしておき、その後に飲み込みます。
 最初の2週間はびんのお薬を使います。3週間目から1日1本の個別包装の薬を使います。自宅で毎日やります。
実際の薬はこのような形をしています。
舌下免疫療法の薬

3.治療を受けられない方

治療を受けられない方がいます。あらかじめご了承ください。
  • 妊娠されている方、および、近いうちに妊娠を希望される方
  • 重症の喘息を合併している方
  • 重い心臓の病気を合併している方
  • 癌の治療をしている方
  • 免疫抑制剤を使用している方
  • 12歳以下の小児、65歳以上の高齢者

これ以外にも、この治療が危険だと医師が判断する患者さまは治療を行いません。


4.副作用について

 まれに口の中が腫れることがあります。腫れの強い場合は治療を中止することがあります。 また、理論的にはアナフィラキシーという重症のアレルギー反応を起こす可能性があります。いままでの報告はありませんが、絶対に起こらないとは断定できません。そのため、初回投与は医師の目の前で行っていただき、異常が無いことを確認してからお帰りいただくことになります。

副作用について




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